三菱電機は21日、発光素子に有機ELを使った屋内大型映像表示装置「オーロラビジョン OLED」=写真=を発売した。「有機ELを使った100型を超える大型映像装置の商品化は世界で初めて」と同社。広視野角、高輝度、高コントラストでありながら薄型軽量であることから、奥行きや重量が限られる場所や外光が差し込む場所へのデジタルサイネージの掲出などに利用できる。
スクリーンの標準モジュールは、奥行99ミリ、縦横384ミリ。モジュールを組み立てることで、さまざまなスクリーンサイズや形状を構成できる。標準モジュールの重さは約8キログラムと人力で運べることから、手軽に搬入して組み立てられ、「従来大型スクリーンの搬入が難しかった場所にも設置可能」(同社)。導入が困難だった曲面や角度のついた壁面にも対応できる。
モジュール間に目地がなく、どのようにモジュールを構成しても自然な表現を実現。上下左右180度以上の広視野角と、明るい場所でも見やすい1平方メートルあたり1200cdの高輝度と高コントラストも特長だ。
価格はスクリーンサイズに合わせ、個別に対応する。
この件についての問い合わせ先は三菱電機社会環境事業部施設環境部(TEL03・3218・4666)、または同社デジタルメディア事業部映像情報営業部(TEL03・3218・6114)。